大掃除を少しづつ。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

大掃除を少しづつ。

花祭窯は「窓」が多いので、まずはガラスを拭きあげることが、一番の年末仕事になります。そういえば、以前にもこのようなことを書いたな、と調べてみると、2017年。この時は12月28日にアップしていますので、今年の方が少し早めに、大掃除に取り掛かれていることがわかります。ちょっとしたことですが、なにげに嬉しい^^

というわけで、先週末。いつも後回しになっていた2階の窓を拭くことからスタート!しました。バケツにぬるま湯を用意して、ガラス拭き用の雑巾を数枚用意して、準備万端。「この冬一番の寒波」が緩んだあとでしたので、そんなに寒くないと思っていたのですが、かといって暖かくもない天気で、最初はぬるま湯だったバケツの中も冷たい水に早変わり。窓の内側と外側を吹くので、どうしても「開けっ放し」の状態が発生します。というか、ほぼ外仕事。

寒風に吹かれつつほぼ半日がかりで拭き上げ、それでもまだ2階の半分(道路側)しか終わっていないのですが…でもクリアになった窓を見れば、達成感!です。この「わかりやすさ」大事ですね。このあとは順番に、1階の玄関側➜1階の中庭側➜2階の中庭側の優先順位で進みます。さて年内あと1週間でどこまでできるか…いえ、ぜんぶやるつもりで取り組みますが。

年内の「To Do」リストには、あと「餅つき」と飾りつけがあります。年末年始のお買い物リストもそろそろ作らねばなりません。そのあとに控えるお節料理づくりは、もう余力の範囲で(笑)。それでも今年は、ダンナが早くも年賀状のデザインを仕上げてくれて、あとは宛名書きをするばかりですから、だいぶ良いペースと言えます。このところ年明け投函となっていた年賀状が、年内に出せるかもしれません。

師走のバタバタを楽しむ今日この頃です^^

ラジオからクリスマスソングばかり流れてくるので。

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ラジオからクリスマスソングばかり流れてくるので。

仕事中はパソコンでラジオをつけっぱなしにしています。福岡ローカルのFM局か、BBC。この時期はFM局はもとよりBBCもクリスマスソングの大盤振る舞い。同じ曲が何度もかかり、またか!と言いつつも嬉しかったり楽しかったりします。思うに、毎年誰か(ミュージシャン)がこの時期にクリスマスソングをリリースしているのでしょうけれど、自分の耳に届くクリスマスソングは、定番化して来ているような気がします。

そこで、個人的クリスマスソングベスト5を考察してみることに。とりあえず、頭に浮かんだ順にタイトルを並べてみると、以下のようになりました。

  1. バンド・エイド 「Do They Know It’s Christmas」(1984年)
  2. ワム! 「ラスト・クリスマス」(1984年)
  3. マライア・キャリー 「恋人たちのクリスマス」(1994年)
  4. 佐野元春 「CHRISTMAS TIME IN BLUE 聖なる夜に口笛吹いて」(1985年)
  5. クリス・レア 「ドライヴィング・ホーム・フォー・クリスマス」(1987年)

まあ、みごとに1980年代の中盤に固まっておりました。マライア・ギャリーだけが少し後ですが、それでも94年。このころに、クリスマスソングの名盤がたくさん誕生したということかもしれませんし、単純に自分の感度がこのころ、中学から高校卒業ぐらいまで、に聴いたものに向いているということかもしれません。たしかにラジオを一番聴いていたのはそのころです。

冷静にあらためて考えてみると、邦楽なら例えば山下達郎の「クリスマス・イブ」もあるし、洋楽ならジャクソン5の「ママがサンタにキスをした」も名盤です。「クリスマスソング」で検索をかければ、ずらっと出てくるのだろうな、と思いつつ。ちなみに映画では、ダントツで『ホーム・アローン』(一番最初の!)が、藤吉家的にはクリスマス映画の定番。この映画のなかで使われている曲の数々も、素敵ですよね。

ともあれ、「ラスト・クリスマス」を聴けば、あの頃はまだジョージ・マイケルのソロではなくワム!だったんだなぁと感慨深く、「恋人たちのクリスマス」を聴けば、その後かなりたくさんのシンガーがこの曲カバーをしているけれど、やはりあの頃のマライアの歌声が一番だわ、と思い。音楽のちからってすごいなぁと、今更ながらに思ったのでした。そして、おのれの80年代びいきを目の当たりにするベスト5となりました。

上の写真は、ご近所民泊「王丸屋」さんのクリスマスツリー。

読書『ザ・シット・ジョブ 私労働小説』(角川書店)ブレイディみかこ著

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読書『ザ・シット・ジョブ 私労働小説』(角川書店)ブレイディみかこ著

ブレイディみかこさんといえば、著書『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。ところが、読もう読もうと思いつつ、読まないままに新刊を発見。こちらを先に読むことになりました。ブレイディみかこさんは福岡出身なので、地元ローカル紙「西日本新聞」にもコーナーを持っておられます。英国の労働者階級に身を置いたなかから発せられる声は、かの国のみならず日本にも共通の社会課題を捉えていて、記事を拝読するたびに、いろいろなことを考えさせられています。

さて『ザ・シット・ジョブ 私労働小説』。「自伝的短編小説」の形を借りて、出版社曰く「魂の階級闘争」を描き出した一冊は、とても力強く響いてきました。階級制度が色濃く残る英国の、学術的に見た実態はこれまでに本でも読んできましたが、生の声(フィクション化されていてはいても)に勝るものはないと感じました。

水商売(日本)からはじまり、英国に渡ってのナニー(ベビーシッター兼家庭教師)、クリーニング工場、洋服のショップ店員、慈善センターでのボランティア活動、保育士、まかない食堂料理人、ケア仕事…。さまざまな労働の現場から、魂の叫びが聞こえてきました。読みながら一緒になって腹を立て、理不尽を憎み、負けてたまるかという気持になるものでした。軽快な文章が心地よく、一気に読みました。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』も、ますます楽しみになってきました^^

『ザ・シット・ジョブ 私労働小説』(角川書店)ブレイディみかこ著

読書『喜ばれるおせち料理とごちそうレシピ』(朝日新聞出版)牛尾理恵著

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読書『喜ばれるおせち料理とごちそうレシピ』(朝日新聞出版)牛尾理恵著

いつものカメリアステージ図書館の「特集棚」で発見。お節料理のレシピ本は、長年使っている手持ちのものが気に入っているので、なかなか新しい本を追加することがないのですが、毎年この季節になると、図書館で借りてきてお節料理のイメージトレーニングをするのが楽しみになっています。

本書は大判で144ページオールカラー。眺めるだけでも楽しい一冊ですが、内容の充実度合いがすごいです。サブタイトルに「作りやすくておいしい おせち&ごちそう料理148レシピ」とあり、読後の印象は、まさにそのサブタイトル通り。基本のおせちからアレンジまで、作り方だけでなく、盛り付け、シーン別のおススメなど、幅広く網羅していて、しかも「わたしでも出来そう!」がたくさんみつかりました。

レベル別のアレンジレシピは、特に便利に使えそうです。初級者向けには「盛り付けるだけプレート」やら「詰めるだけおせち」やら、「簡単だけど豪華」を謳ったレシピは、パパッと何か用意しなければならないときに役立ちそうです。また本の後半では、年末年始に喜ばれる鍋料理や持ち寄り料理、おつまみレシピもあります。「おせち」を超えて、かゆいところに手が届く一冊です。久しぶりに「おせち本」を購入リストに追加しました^^

『喜ばれるおせち料理とごちそうレシピ』(朝日新聞出版)牛尾理恵著

毎年、器に助けられている我が家のお節料理。本書が力強い味方になってくれそうです。

花祭窯の師走の庭。

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花祭窯の師走の庭。

ここ北部九州に位置する津屋崎も、すっかり冬らしい寒さとなっています。寒いのは苦手なのですが、寒さが増して嬉しいことのひとつが、干し柿。寒くなることでカビの心配がなくなりますし、より甘みも増すような気がします。実のところ既に食べ始めておりまして、かなり甘く美味しくできています^^

干し柿

ちなみに先月吊り下げたばかりの干し柿は、下のリンク「花祭窯の霜月の庭」から見ることが出来ます。仕込んだ時はかなり大きな柿でしたが、ひと月足らずですっかり干し柿らしく育ったことがわかります。

ヤツデの花。どんどん葉っぱが大きくなっています。

冬の庭

ツワブキの花は、そろそろお仕舞いです。

花祭窯の庭

ナンテンの実が、すっかり色づきました。

ナンテン

シダの葉っぱがきれいに伸びているので、鏡餅の飾りにそのまま使えそうです。

花祭窯の庭

そしてこれからの楽しみはなんと言ってもサザンカ。我が家のサザンカはまだ始まったばかりです。

山茶花サザンカ

読書『戦争は女の顔をしていない』(岩波現代文庫)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著/三浦みどり訳

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読書『戦争は女の顔をしていない』(岩波現代文庫)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著/三浦みどり訳

いつものカメリアステージ図書館新刊棚から。今年夏に開催されたカメリアステージ図書館の選書ツアーで、ご一緒だった参加者の方が選んでおられた本。少し前に新聞だったか雑誌だったかで見かけて気になっていた本でした。

1941年開戦の独ソ戦争について、粘り強い調査と500名を超える従軍女性へのインタビューで書き上げられた本書。著者のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんは、2015年にノーベル文学賞を受賞しています。本書のもととなる取材をはじめたのは1978年ということです。1984年に発表。原稿を書き上げるまでの困難に加え、発表してから刊行が許されるまでにさらに2年かかったという事実が、本書の内容が「国」にとって都合の悪いものであったことを裏付けていると思いました。そして日本語版はようやく2008年に群像社が刊行しています。実に30年を経てようやく、わたしたちが読むことのできる形になったのですね。知らんぷりをしてはならないものを、ここまで届けてくれた著者と訳者と出版社の方々の強い気持ちに、頭が下がりました。

第二次世界大戦末期の独ソ戦については、昨年春に読んだ『グッバイ、レニングラード』でその凄まじさをはじめて知ったのでした。上の写真は『グッバイ、レニングラード』から引用。

『グッバイ、レニングラード』を読んで、少しその戦争のことを知ったつもりでいましたが、本書『戦争は女の顔をしていない』を読んだ今となっては、それもやはり「男の顔をしたもの」すなわち男の視点・言葉で語られたものを前提としているとわかります。戦争に関する記録や表現に関しては、本にしても映画にしても、ソ連に限らずそういうものである可能性が極めて高いのだと思います。

従軍した女性たちの話から見えてくるものは、これまでに聞いたこと・読んだことのある日本の戦前・戦中・戦後の話と重なるものがたくさんあって、とても他国の他人ごとではありませんでした。「歴史から学ぶ」という言葉よりも「歴史は繰り返す」という言葉の方が現実味をもってくるように思いました。今まさにその国が戦争をしているのですから、なおさらです。あるのは「戦争か平和か」ではなく、「戦争か戦後か」。暗澹たる思いで途中何度も本を閉じ、読み終わるまでに時間がかかりました。

巻末に訳者・三浦みどりさんの「あとがき」と、澤地久枝さんの解説「著者と訳者のこと」があります。ここまで、きちんと読み通したい一冊です。一人でも多くの方が手に取ってくださるといいな、と思います。今回わたしが手に取ったのは岩波現代文庫版で、文庫として残っていることが、とても良かったと思える本です。

『戦争は女の顔をしていない』(岩波現代文庫)スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著/三浦みどり訳

師走の風物詩、津屋崎千軒の小さな灯り展。

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師走の風物詩、津屋崎千軒の小さな灯り展

数年前に有志の方々がスタートし、最初はとてもこじんまりしていたのが、人と人とのつながりで次第にエリアを広げ、いまではすっかり冬の風物詩となりつつあります。イルミネーションのイベントと言えばいいのかしら、ビジュアル的には確かにそうなのですが、「小さな灯り」という呼び方に、イベントを立ち上げた方々の志が伝わってくる、そんなイベントです。

前の晩から天気が大荒れで、開催できるかしらと心配していましたが、当日は午後からお天気が回復。夕方4時からスタートということで、まだ明るいなか、さっそく出かけてきました。まずは豊村酒蔵さんの前を通り、

小さな灯り展

藍の家へ行くと

小さな灯り展

一番乗り!甘酒とアツアツのサツマイモを販売しようとご準備中でした。

小さな灯り展

豊村酒蔵へ戻ると、こちらでは熱燗サービス。

途中、王丸屋で休憩。

小さな灯り展

こちらはクラフトコーラを販売。暗くなってからは、アカペラのコンサート。

そしてなごみへ。広場にはカナダキッチンのミネストローネとチャイのキッチンカー。屋内では和菓子佐々舟さんのぜんざい。

小さな灯り展

↑写真は、なごみのミスコピーした用紙を活かした照明のひとつ。ここからさらに進むと、シルバーパークでのイルミネーションも見事でした。

急に真冬並みの寒さとなった週末でしたが、どこのスポットでも「暖かい飲み物、食べ物」が用意してありましたので、とても楽しく回ることが出来ました。せっかく頑張って準備をするのだから、二日ぐらい開催したらよいのに…というご意見もありそうですが、一日限りなのがまた良いのです。我が家から徒歩30秒の贅沢。また来年が楽しみです。

博物館リンクワーカー人材養成講座 2023-その3。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

博物館リンクワーカー人材養成講座 2023-その3。

博物館リンクワーカー人材養成講座 2023。3回目の参加となった今回は、福岡市博物館の教育普及担当さんからの発表でした。タイトルは「“院内学級”に対するオンラインプログラムの開発~これまでとこれから~」。福祉との連携を探るリンクワーカー人材養成講座では、認知症への対応や連携など高齢者の方々とのつながりでの実践発表が多かったのですが、今回は病気やけがなどで学校に通えない子どもたちが学ぶ「院内学級」との連携のお話でした。

以下、福岡市博物館からのお話と、語り場からの備忘。


  • 「博物館はおもしろい」を扉に、さまざまなことを学ぶ機会を提供したい。
  • 各プログラムの「学習の手引き」を作成し、学校の学習指導要領に沿った視点・解説を入れる。
  • 「院内学級」に限らず、さまざまなパターンでの「出前授業」としての活用可能性。
  • 社会とのつながりが遮断されがちな人たちへのアプローチ―不登校、大人の引きこもり、ギフテッド…
  • 組織としての取り組みが無くても、まずは個人としてできることをスタート➜いずれ広げていけるように。
  • 多職種連携、他業種連携。
  • オンラインプログラム用に、ハードコピー・レプリカ等の手元資料の事前配布。
  • 安定した通信環境があれば、タブレット端末だけで博物館ツアーのオンラインプログラムリアルタイム実施が可能。

博物館リンクワーカー人材養成講座は、参加する方の所属や職種が回を増すごとに広がっています。講座の音頭をとっていらっしゃる九州産業大学緒方先生のご尽力によるもので、すごいなぁと思います。まさに「リンクワーカー」を増やす試みとして、機能しています。そして、毎回の情報共有時間「語り場」で出会う皆さんが、それぞれにご自身の居場所で取り組んでいらっしゃる活動の面白さ。たくさんのお話を聞くなかで、皆さんに次に会ったときに自分の活動報告が出来るように、と、モチベーションが上がります。

次回は2023年度の最終回。楽しみです。

そんな仕組があったのね!な、税理士さんの記帳指導にお世話になっています。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

そんな仕組があったのね!な、税理士さんの記帳指導にお世話になっています。

その封筒が届いたのは、6月だったと思います。差出人欄を見て「え?税務署?」と、ちょっとどっきり。申告何か間違えていたかしら…と緊張しつつ封を開くと、出てきたのは管轄税務署からの「記帳指導等希望アンケート」の案内でした。いわく「国税局から委託された税理士が、受講される方の備付帳簿に応じて、記帳の仕方、決算における処理、所得税及び消費税の確定申告書の書き方等の指導を、計4回無料で行うもの」ですがいかがですか?と。

へぇ~!こんなサービスがあったんだ!(知らなかった!)ということで、さっそく税理士をしているお友だちに相談してみたところ、「インボイス制度も始まるし、個別に無料で指導してもらえるのは、いい機会だと思いますよ!」とのお返事。記帳指導の方法は、セミナー形式と個別形式があり、「記帳指導等希望アンケート」では、どちらの方法を希望するかと、具体的に希望する内容を記す欄がありました。この機会に、利用しているけれど最低限しか活用できていない感のあるクラウド会計での記帳・活用方法をご指導願いたい旨を記し、申込。無事、所轄税務署から「税理士による個別記帳指導」受講決定のお知らせが届きました。

個別記帳指導では「指導担当税理士」さんが、年度末までに4回指導してくださいます。花祭窯は、お隣の宗像市に公認会計士事務所を構える税理士さんが担当してくださることに。先日3回目を終えたところですが、うちと同じクラウド会計をお使いなので、毎回すっきり明快なご指導。大きめのディスプレイに実際の入力画面を映し出して、各種帳票をチェックしながら記帳上の課題を指摘し、修正方法を示し、次回までの宿題を出してくださいます。今世間を騒がせているインボイス制度についても電子帳簿等保存制度についても、現時点でうちが最低限対処すべきポイントを押さえて説明してくださるので、迷いがありません。

おかげさまで、今年度分の確定申告に向けての会計処理の進み具合は、開業以来かつてない早さ。昨今の「税制度にふりまわされている」感満載のなか、ありがたいことです。

英語でアート!のマンツーマンレッスン。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

英語でアート!のマンツーマンレッスン。

『英語でアート!』(マール社/佐藤実・宮本由紀共著を手に取ったのは2018年2月となっていましたので、5年以上前のことになります。その数か月後に著者・宮本由紀さんの福岡での出版記念講座に参加したのが、由紀さんとの「初めまして」でした。そこから、対面やZoomで「アート×英語」や「アート×仕事」などをテーマにした講座でお世話になったり、海外ギャラリーとのメディエーターとしての由紀さんにご相談をしたり、とにかく「まだ5年しか経っていなかったのね!」と思うほど、とてもお世話になっています。

その由紀さんが、期間限定で月一のマンツーマン講座をしてくださるという情報をいただき、またとない機会に張り切って手を上げたのでした。昨日はその2回目。あらかじめ送っていただいた「質問リスト」を中心に、レッスンは進みます。わたしは即興での受け答えに自信がありませんので、質問リストに対する答えを準備したうえで臨みました。…が、レッスンはほぼフリートーク形式で進み、そのなかに質問が組み込まれ、準備したものを読み上げるというよりは参照しながら、懸命に英語を繰り出す60分となりました。

オール英語でのマンツーマンレッスン60分。ふだん習っている英会話レッスンも、同様の形式ですが、こちらは日常会話が中心になっていることもあり、自分が話しやすいテーマを広げることが出来るので、それほど大変ではありません。ただこれが「アートの英語」であり、相手がこちらに対して聞きたい内容を具体的に持っているということになると、少々(いや、かなり?)勝手が違って参ります。わたしにとって60分は短いとは言えず、1回目も2回目も、途中で頭のなかが真っ白になってしまうのではないかと心配しました。

実際には、由紀さんが上手にナビゲートしてくださったおかげで、頭のなかが真っ白になってしまうことは無く、60分もあっという間でした。またレッスンの後にはすぐに、レッスン中に引っかかった部分について、気づきのフィードバックが届きます。どのような言い方をすれば、より伝えたいように伝わるのか、テキストで書いたものを受け取ることによって、フリートークのなかで流れて行ってしまいがちなところを、きちんと意識に残せるようになります。その手厚いフォローがとてもありがたいレッスンです。期間限定レッスンは、年をまたいで残すところあと3回。昨日終わったばかりですが、すでに次回が楽しみになっています。

上の写真は、わたしの仕事机に常連で並んでいる本4冊。パソコン画面の横、すぐに手に取れる場所は、ここ数年ずっとこの4冊です。あらためて写真を見て、我ながら背表紙の傷み具合にびっくり。丁寧に扱っているつもりですが、仕事中必要になることが多く、しょっちゅう手に取っていることがわかります。これら、わたしにとっての「必須本」を眺めながら、由紀さんとのご縁に感謝しています。