観る技術。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

観る技術。

先日、息子が所属するサッカーチームで、J2チーム・アビスパ福岡の試合を観戦しに行きました。観戦に先立ち、チームのコーチから子どもたちに「試合の見方」の話をしたいということで講義があり、一緒に聞いてきました。

「サッカーを観る技術」と書かれたプリントが配られ、そこには5つのポイントが書かれていました。そのポイントに沿ってコーチの説明を聞いていると、なるほど、ど素人のわたしでも「ちょっと先のプレー展開」がなんとなく読めるような気がしてきました。

実際に試合観戦が始まると、講義を聴いていた時にイメージしたようには先読みできなかったものの、あきらかに今までとはゲームの「観方」が変わっている自分を発見。付け焼刃でいくつかのポイントを頭に入れておいただけで、観方がこんなにも変わるものなのだと、面白い体験をしました。

現在、アートを通して「みる(見る・観る)」の訓練をする研修をつくっています。思わぬところで目の前に現れた「観る技術」という言葉に、なるほどアートだけでなくスポーツも「観る」の訓練にもってこいの場になるなぁと、思わずにんまりした日曜日でした。

みんなで応援したアビスパ福岡は、残念ながら負けちゃいましたが…。

 

 

 

リマインダ、こんなふうに使ってます。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

リマインダ、こんなふうに使ってます。

もう十数年前だったと思います。「メールのリマインダ機能は、うっかり防止にいいよ~!」と勉強会仲間に教えてもらい、その時々で試してきました。

リマインダ機能とは


リマインダーとは、「思い出させる人(物)」といった意味の英語であるが、IT用語としては、うっかり予定を忘れないように自動で通知する機能やサービスのことである。リマインダーにあらかじめ予定を入力しておくと、予定日になる前に、電子メールやアラートなどよってユーザーに通知される、これによって予定の存在を思い出し、うっかり忘れることを防ぐことができる。

(weblio辞書 IT用語辞典バイナリ より)


スマホを持ち歩く人が増えた現在では、カレンダー機能に付随したものなど、アプリで活用しまくっている人も多いと思います。

わたしの場合、一日の仕事始めにまずメールをチェックするので、メールソフトのリマインダ機能を使っていてます。メールソフトを立ち上げたら、リマインダが通知(というか、表示)されるようになっているのです。

「いつ通知するか」の設定がいろいろ選べるので、現在わたしは「曜日」で決まって届くものと、「日」で決まって届くものとを設定しています。

通知する内容は、いずれも「その日のスケジュール」などではなく、「緊急のこととかではないけれど、定期的に自分に思い出させたいこと」を1文から3文程度。

例えば、今届いている内容の一部はこんな感じ。

  • 月曜日「2017テーマ:本来無一物」
  • 火曜日「直観力アップ:創造的解決を導くのに、じっと座っている必要はない。」
  • 水曜日「コミュニケーション:余 裕」
  • 木曜日「長期ビジョン:継承・伝承=伝統工芸文化・技術継承事業」
  • 金曜日「身体テーマ:上に伸びてリラックスしている、しなやかで優しい首。」
  • 土曜日「脳・心テーマ:仕事上のリミッター解除(^O^)」

日曜日は「ノーパソコンデー」にしているので、設定していません。その他にも、月に一度「最近泳いでる?」という通知が現れたり。自分が設定しているのだけれど、「ああ、そういえば」となることしきりです。

年に一度お正月に内容を見直すほか、その時々で「これはもう要らないな」とか「これを入れておこう」と思ったときに随時入れ替えています。

ちょっとしたことですが、けっこうこのリマインダに助けられていることも多いのです(^^)

 

図書館探検@郷育カレッジ

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

図書館探検@郷育カレッジ

福津市の誇る生涯学習システム・郷育カレッジが主催する図書館探検に行ってきました。場所は津屋崎に新しくできたカメリアステージ図書館。この図書館ができてから、わたしもここで常に本を借りています。つまり、かなり通っている状態。それでも、そこに「専門家の目」をお借りすることによって、「もっともっと活用できる」場所へのイメージを膨らますことができるのが、「探検」の意義であり素晴らしさです

「貸出型」の図書館に対して「滞在型図書館」を目指しているというカメリアステージ図書館。2階の図書館フロアにある学習室やAV視聴ブースや多目的室だけでなく、1階にあるカフェコーナーや歴史資料館と組合せて利用していくことで、活用場面がどんどん広がりそうです。

そういえば、今年の初めには仙台まで「美術館探検」に出かけており、12月にも場所を変えて美術館探検予定。わたしにとって「〇〇館探検」は、館の建物や施設自体の探検であると同時に、知的探検・脳内探検でもあります。

 

花祭窯の縁側ー南天が色づいてきました。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯の縁側-南天が色づいてきました。

わたしのもっている南天の木のイメージは、なんといっても生命力の強さです。というのも、佐賀花祭の山のなかに暮らしていた時、他所から移植したいくつかの木のなかで、南天の木がひとつも枯れることなく、どんどんと根元から増えて育っていったのを目の当たりにしたから。

赤い実のおめでたさ、咳や湿疹への薬効など、南天は日本人の生活にしっかりと根付いているものであることを、花祭で実感しました。お正月が近くなると、ご近所の皆さんに、我が家の南天を飾り用に切っておすそわけ。冬、花が少ない季節には、赤い実は目に鮮やかで嬉しく、それをついばみに来る野鳥を観察するのも楽しみでした。

津屋崎のお庭にある南天も、花祭から分けて連れてきたものです。植えたその翌年から赤い実がついて、しっかりと根付いてくれました。今年も少しづつ色づいて、冬の間の彩りになってくれそうです。

 

 

読書:『江戸百夢』(近世図像学の楽しみ)

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

読書:『江戸百夢』田中優子著

サブタイトルが「近世図像学の楽しみ」

この八月に講演を聴くことができ、とても面白かった法政大学総長・田中優子先生。

講演会「グローバリゼーションと江戸時代」聴いてきました。

『江戸百夢』は2000年発刊。「江戸」といいながら、むしろ地理的には江戸のみにとらわれているわけではない内容だなぁ、と感じながら「あとがき」を読んで納得。もとは「朝日ジャーナル」に連載されたもので、その時のタイトルは「EARLY MODERN の図像学」だったのだそうです。

「図像学」とあるだけあって、豊富な絵図がとても楽しく、そこに添えられた解説というかエッセーというか、田中優子氏の文章がまたユーモアたっぷりで秀逸です。上の写真にある目次を眺めるだけでも、その片鱗を感じていただけると思います。

アーリー・モダンの視座が混ざっている結果として、「江戸」の時代的・地理的な特質やイメージが余計にくっきりと浮かび上がっているのを感じます。うまいなぁ、と思わず感嘆。


ちくま文庫から文庫版も出ていますが、絵図の面白さをより実感するには、単行本版がおすすめです。

 

花祭窯の縁側ーシュウメイギク。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯の縁側-シュウメイギク。

外をのぞいたらシュウメイギクの明るい白が目に留まりました。数日前、つぼみがたくさんついていたので、そろそろかなと思っていたところ、昨日の雨のなか、いつの間にか開いていたのですね。

「白い花」はいろいろありますが、シュウメイギクの白を見るたび「白が濃い」と感じます。透明感を感じる白とは対照的に、ぽってりとした厚みを感じる白。花弁の白と、真ん中の、これも濃いめの黄色の組み合わせ。

花祭窯の狭小茶室「徳り庵」は、小さな窓からの光を採り入れるのみなので、曇りや雨の日はどうしても薄暗くなります。そんななかにシュウメイギクが一輪あれば、ちょっとした灯りのようにおさまるだろうな、などとイメージ。

ここ数日、すっかり涼しくなってきたので、そろそろお茶会を企みたくなってきました。

 

Ceramic Artist 藤吉憲典、初イタリア。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

Ceramic Artist 藤吉憲典、初イタリア。

ダンナ・Ceramic Artist 藤吉憲典、初めてミラノとフィレンツェに行ってきました。海外向けには、陶芸家というよりはCeramic Artist。実のところ肩書はどうでもよいのですが、「何をやっている人か」のわかりやすさという意味で、付けています。イタリア訪問の目的はミラノでのギャラリー視察と、フィレンツェ・コンテンポラリーアート・ビエンナーレ2017の視察。

帰国後開口一番「フィレンツェに行かずして芸術を語っちゃいかんな」というのはおそらく正直な(あるいは象徴的な)感想で‥これまでにさんざん語っていますが(笑)、この歳にしてやっと、まずは行って来れたというのが、本人にとって想像以上に大きな収穫だったことがわかりました。

ギャラリーも、アートビエンナーレももちろん見てきたのですが、作り手として一番刺激になったのは、フィレンツェの街そのものだったようです。路地ひとつ、石畳一枚、街灯1本とっても美意識の感じられる空間。「わたしたちイタリア人は、生活の基盤に芸術を欲しているのです」とおっしゃったイタリア人女性の言葉を、現地でつくづくと体感してきたようでした。

「自分が目指してやってきたこと、やろうとしている方向性が間違ってないことを確認できた」という藤吉憲典。現在の制作に対する姿勢をさらにもっと突き詰めていった先に、自分の目指す答え、すなわち「歴史に残るものをつくるには」の答えがあることを確信したようです。

イタリアで作品を発表することは、本人にとってダヴィンチやミケランジェロをはじめとした偉人達と同じ土俵で勝負をかけることと同義。いよいよ楽しみになってきました。

そんなミラノ・フィレンツェで見てきた景色の一部は、陶芸作家・藤吉憲典の公式フェイスブックページからご覧いただくことができます(^^)

 

花祭窯の縁側-水引草。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯の縁側-水引草。

今、庭には紅白の水引草が咲いています。主張しない可愛らしさで、ホッとします。わたしの勝手なイメージなのですが、この水引草とトクサがあると、一気に「和の庭」な空気感が増すような気がします。

花が咲いて、気がついてみれば、水引草、増えています。種が飛んだのでしょうか、株が増えたのでしょうか。あるいはその両方!?きっと強い草花なのでしょうね。そういえば、花も比較的長く咲いています。

派手さはないけれど、さりげなく可愛くて、強くてしなやか。素敵な在り方ですね。

 

情報活用☆超入門@郷育カレッジ

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

情報活用☆超入門@郷育カレッジ

花祭窯のある福津市には、市民のための生涯学習の仕組み「郷育カレッジ」があります。

「情報活用☆超入門~スマホから人工知能まで~」に参加してきました。

講師は福岡女子大学准教授の藤野友和先生。サブタイトルの通り「スマートフォン」と「AI(人工知能)」について、「超入門」レベルで学ぶことによって、「よくわからなくてモヤモヤする」状態を少しでも晴らしていこうという目的で設けられた講座です。

数学のなかでも統計学がご専門という藤野先生。90分、大学でいうところの1コマの講座は、表・グラフ・図・写真・動画を随所に取り入れ、ワークシートで考える時間もありの、とっても面白くわかりやすい講座でした。

以下、わたしなりに理解したことまとめ。


  • 約50年でスーパーコンピューターはスマホにまで小型化、高速化された。次の50年でAIが同様に進化する。
  • スマホは使いこなすことを目指すのではなく、むしろ使う機能を限定することにより自分に最適な活用が可能になる。
  • 「AI」と「なんちゃってAI」の違いは「大量のデータに基づいて判断する機能を持っているか否か」。
  • AIの進化で奪われる仕事もあるが、新たに生まれる仕事もたくさんある。そういう意味ではこれまでの技術革新と同じ。
  • シンギュラリティー(人工知能が人間を超える瞬間)は当面(数世代のうちには)来ないというのが、現状、大方の専門家の見方。

 

変化のスピードが速い昨今、「よくわからなくて漠然と不安」なことが、「知る」ことで少しづつ解消されることを、あらためて感じた講座でした。

 

花祭窯の縁側-ノコンギク。

こんにちは。花祭窯・内儀(おかみ)ふじゆりです。

花祭窯の縁側-ノコンギク。

庭を整えてもらうときに、庭師さんが意識してくださったのが「野にあるように」ということでした。「野にあるように」というのは、茶花においてよく言われることですが、それを庭にも置き換えてみる。そのようにしてくださった結果、「花祭の里山で見ていたような景色」をコンパクトに取り込むことができたように思います。

小さな菊も、そのひとつ。野菊は季節になるとたくさん花開き、活けても長持ちするので、花祭に居た頃もよく挿していました。菊の種類はたくさんあるようですが、里山で見かける小さめの菊はすべて「野菊」に集約しまっていたわたし。ノコンギクという名前であるのは、今回教えていただいて初めて知りました。

やきものの世界でも、菊はたくさん文様として描かれています。中国では重陽の節句の貴い花として描かれる菊。日本での人気の秘密は、皇室の紋章に代表される貴いイメージだけでなく、身近で親しみのある花であるからこそ、のような気がします。

染付熨斗菊文蕎麦猪口 藤吉憲典