「自分のペースで」動き出す。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

「自分のペースで」動き出す。

いろいろなことが少しづつ動き出しているのを実感する今日この頃です。わたし自身は3月以降、物理的な動きがとても少なくなっていました。大好きな博多にもずっと行かず。取得して以来初めて交通系カードの請求が0円!となり、それが実に半年続き。そんななかでも、家族が皆元気であることが何よりもありがたいと実感しつつ。

個人的には9月以降、学芸員の研修に参加したり、集まっての会議に出席したり、顔を合わせての打ち合わせがあったりと、少しづつ「公的に人と会う」機会に足を運ぶことが増えてきました。「公的に」というのがミソです。ある程度ちゃんとした格好に着替え、スッピンではない状態。約半年サボっていたことを取り戻さなければなりません(笑)

マスクをつけていたり、人との間に透明な壁があったり、席に物理的な距離があったり、「以前のように」ではありませんが、それでも「実際に人に会って話をする」ことで、自分のなかにエネルギーが湧いてくるのを感じます。具体的にいいアイデアが浮かんできたり、事務仕事まではかどったり…不思議ですね。

ところで、わたしは趣味で家ヨガをしています。先生はDVD。一番最初は実際にヨガ教室で先生について学びましたが、1年ほどでDVD師匠に変更。数あるヨガDVDのなかから数本試してみた中で、自分に合うものを1本みつけ、ずっと(6‐7年)使っています。

そのDVDのなにが良いかというと、基本的な動きの内容はもちろんですが、バックに流れるナレーションが良いのです。ヨガのポーズのとり方の解説の合間合間に、やわらかい落ち着いた声で「ご自分のペースで」とか「呼吸は続いていますよ」とかのフレーズが入り、それがわたしには絶妙のタイミングなのです。

つい頑張りそうになると「ご自分のペースで」と聞こえ、「呼吸は続いていますよ」と言われると、無意識に息が止まっているのに気づきます。こんな具合に、ヨガの本来の目的から逸れないよう導いてもらえるのは、一人で取り組むときにとてもありがたいことです。おかげで、短い時間のコースでもスッキリします。

大きな変化があって、変化に対応しなければと言われるけれど、なにごとも「自分のペース」で、しっかり呼吸をしながら、が大切ですね。

ポワロがモンブランを美味しそうに食べていたので。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

ポワロがモンブランを美味しそうに食べていたので。

土曜の晩にテレビで映画「オリエント急行殺人事件」を観ていたら、ポワロ(ケネス・ブラナー)とラチェット(ジョニー・デップ)が食堂車でモンブランをつつくシーンが目に留まり、「そういえば、今まさにモンブランの季節だわ!」と。

さっそく翌日、近所のケーキ屋さんへ。ありました「和栗のモンブラン」。ふと横を見たら「かぼちゃのモンブラン」「安納芋のモンブラン」と、イモ・クリ・かぼちゃの大共演。旬の食材がケーキになる愉しみは年中を通してありますが、それにしても嬉しいシーズン到来です。肝心のモンブランの写真は…撮りそびれました。

豪華な食堂車でのティータイムは「乗り鉄」のあこがれ(笑)。九州では、JR九州が豪華観光列車でスイーツを食べる「或る列車」を運行しており、また西鉄が「地域を味わう旅列車「THE RAIL KICHEN CHIKUGO」を運行しています。つまり、その体験をしようと思えば、比較的身近に、できる環境が整っているということ。

と、文章を書いていたら、ちょうどラジオから「栗」についての豆知識が聞こえてきました。わたしたちが食べている部分は、栗の「種」でナッツ類に属するのだそうです。タネだったのですね。栄養もたっぷりで、渋皮も一緒にいただくと、より良いようです。

プラネタリウムでQUEEN。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

プラネタリウムでQUEEN。

コロナ自粛でずっと途絶えていた鑑賞機会。コンサートや演劇はもちろん、映画にも出かけておりませんでしたが、昨晩は記念すべき復活「鑑賞」第一弾!家族でプラネタリウムにQUEENを観に行ってきました。

お隣の町・宗像市にある「宗像ユリックス」のプラネタリウムでの、プラネタリウムドームイベント「QUEEN-HEAVEN-」。「クイーンのコスプレしてる人とかいるかな?」と期待しながらでしたが、土地柄か、そのような姿の人は皆無(笑)。観客の年齢層はほぼわたしと同年代か上の方々で、それに加えて、我が家同様に親に引っ張られてクイーンファンになったと思われる年齢層の中高生が数人。

2001年にブライアン・メイの監修で制作されたという全天周映像作品は、天文学者であるメイの世界観と、彼のQUEENへの情熱と、亡きフレディへの愛情と敬意にあふれていました。特にラストの、These are The Days of Our Lives(邦タイトル:輝ける日々)の映像と音楽が、とても温かくて切なくて、素晴らしかったです。ブライアン・メイが、どれほどQUEENとそのメンバーを大切にしているかが伝わってきました。全編を通してロジャーはやっぱりカッコよかったし、ディーコンの優しい表情も最高でした。サラウンド音響システムで聴く名曲の数々に、存分に浸った80分間でした。

それにしても、こんなに近場(車で約20分)でQUEENイベントに参加できるとは、思ってもおりませんでした。主催者さまに、心より感謝!です。

宗像ユリックスプラネタリウムでの、プラネタリウムドームイベントQUEEN-HEAVEN-は、12月までの週末に不定期で開催されています。今後の日程やチケットの詳細は、ホームページをお確かめくださいね♪

宗像ユリックスプラネタリウム https://www.hosizora.com/

宗像ユリックスは文化・スポーツの融合施設です。以前から、プール・図書館・コンサート・映画鑑賞などでよく利用していましたが、久しぶりの利用となりました。これを契機に、会員期限が切れてしまっていた「ユリックススマイルクラブ」にも再加入。スポーツの秋・文化の秋が、嬉しい形でスタートしました。

宗像ユリックス https://yurix.munakata.com/

読書『ケインとアベル』(新潮文庫)

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『ケインとアベル』(新潮文庫)ジェフリー・アーチャー

巻末の訳者による解説で「小説アメリカ現代史」とありましたが、まさにその通りでした。アメリカのみならず第一次大戦前から現代につながるヨーロッパの情勢も含んだ、近現代史を知るのに、とてもわかりやすい小説でした。

ストーリーの面白さはもちろんで、なかなか読む手を休めることができませんでした。それだけでなく、わたし個人的には、これまでぼんやりと理解していたものが、この本のストーリーを通してよりはっきりしたという、学びの大きい本でもありました。

そのひとつは、第一次大戦・第二次大戦を通じたヨーロッパ諸国とソ連(当時)・アメリカの位置づけ・関係をうかがい知ることができたこと。当時の「新世界」アメリカの存在価値。世界史(近現代史)に出てくるできごとが、実体としてどういうものであったのか、その一端を垣間見ることができたと思いました。

もうひとつは、アメリカ的資本主義の考え方、株式・投資・恐慌というものが、ようやく理解できたように思います。わたしは経済学部出身ですので、その手の話は授業でも何回も学んだはずなのですが、どうにも実感を伴わず、字面上の理解にとどまっていました。でも、本書の中に何度となく出てくる、株式売買のシーンとその背景にあるもの、株価大暴落の前後のストーリーを読むことによって、ようやく腑に落ちたような気がします。

事実だけを並べた教科書よりも、ストーリーに載せた小説で読むほうが理解が進むことを、ここ数年の読書で思います。なるほど「漫画日本史」とか「漫画世界史」とかが売れるわけですね。もちろん小説ですから、それが史実・事実と合っているかどうかは、自分で見極める必要がありますが。

それにしても、あらためて、ジェフリー・アーチャーは政治家としても、実業家としても、栄華を体験している人なのだなぁと、思わず嘆息しました。まだまだ読んでいない本がありますので、これからも楽しみです。

令和2年度郷育カレッジ、スタートしました。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

令和2年度郷育カレッジスタートしました。

福津市の生涯学習の仕組み「郷育カレッジ」。郷育カレッジとは、「ごういくかれっじ」と読み、福津市民と福津で働く人のための生涯学習の仕組みです。講座の運営をサポートするボランティアスタッフとして、わたしも参加しています。

過去記事:福津市には「郷育カレッジ」があります

郷育カレッジは毎年度7月初旬の開校式を皮切りに講座を運営していますが、今年度はご多分に漏れず7月8月と開校延期・講座中止となっておりました。ようやく9月からコロナ対策を万全に心がけつつスタート。9月以降も、バスに乗っての移動を含む講座など、いくつかは感染防止対策の観点から中止のものがありますが、大切な学びの場が復活して、運営委員の一人として少しホッとしているところです。

今年度の特集講座テーマは「郷育で心も体も健康に」。「情報を集めよう!」「リフレッシュしよう!」「自分自身を知ろう!」「体を動かそう!」の四つの視点から、健康にフォーカスした講座をお勧めしています。特集講座のテーマ決定は約1年前にさかのぼりますが、なんとも今年度にぴったりのテーマでした。

コロナ対策で「密」を避けるため、当初予定していた受講人数を半分以下に絞り込むなど、今年は講座を受講できる人数も限られた中でのスタートとなりました。通常三人掛けの机に一人づつかける、受付に消毒用エタノールを設置する、一講座ごとにすべての机・椅子・出入り口の取っ手などを消毒剤で拭き取るなど、市の郷育推進課職員さんを中心に対策を施しています。

一方で、人数制限のため、せっかくご応募いただいても、抽選で外れて受講できない方が今年は多くいらっしゃる事態となり、心苦しい限りです。この点を踏まえ、来年度は、受講希望の方ができるだけ受講できるよう、人気講座は同じ内容で2回以上の開催をするなどの対策をしようと、今から来年度に向けて話し合いを行っています。

ともあれ、学びの場がオープンしたことは、とても嬉しいことです。令和2年度の講座は、おかげさまで満員御礼の講座が多いようですが、引き続き受講生受付中の講座も、まだいくつかはありそうです。詳しくは、福津市郷育推進課におたずねくださいね。福津市にお住まいの方、または福津市内にお勤めの方でしたら、ご参加可能です。

郷育カレッジに関するお問い合わせは
福津市教育部郷育推進課 電話0940-62-5078 まで。