磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ3

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ3

「磁器作家 藤吉憲典の挑戦@福岡アジア美術館、まとめ1」では、アンケート回収結果などから数字的なまとめ、「まとめ2」は、ご来場者様の声を抜粋いたしました。「まとめ3」は、いただいたご来場者様の声からの考察。


  • 制作工程に興味を示してくださった方が一定量あった。工程図と取引先資料の展示だけでなく、より分かりやすい解説パネルがあると、尚よかったかも。
  • ごく少数であったが、作品ごとの解説(キャプション)を求める方もある。各自で自由な解釈を楽しんでくださる方が多数。
  • チラシ、ポスターのインパクトを来場理由に挙げてくださった方多数。
  • 展示を3室に分けたことへの評価が高く。第3室で資料を展示したことにより、各展示室の意図を感じ取ってくださった方が多数いらっしゃった。
  • もっとたくさん見たかったという声と、点数が思ったより少なかったが充実していたという声と。
  • もともと「磁器」「やきもの」に興味が無くても、「これまでに見たことの無いもの、知らなかったこと」「美しいもの」に出会う喜び・楽しさを感じてくださる方が非常に多い。
  • イメージを超えた「手仕事」の技術と感性のすごさに感動してくださった方が多い。
  • 説明を必要とされているときは、様子を見ていると分かる。そのタイミングで口頭での解説を加えることで、より楽しんでいただける。(最初から説明する必要は無い)
  • 作品から自分の経験や日常に重ね合わせて、新たな発見をしたり、昔のことを思い出したり、これからもっとこうしようという決意が生まれたり、なんらかの意味を見出したりと、自分事として鑑賞してくださる方々が多かった。
  • 見る→感性に訴える→「欲しくなった」という反応も多数。
  • 「やっと福岡で見ることができた」のご感想多数。津屋崎のギャラリー訪問は要予約で敷居が高く、なかなか訪問できなかったという声も。
  • 第2室の三部作に対して、意外性を感じつつも好感触の反応が多数。
  • 自然、生きもの(動物・植物)の生命力、歴史とのつながりを感じたという感想多数。
  • 第3室の展示で、工程や歴史を知ることができて良かったという感想多数。古陶片の展示も人気。もっと説明が欲しかったという声も。
  • 懐かしく、それでいて斬新、という印象。
  • 作品一つ一つからのメッセージを強く感じた人も多数。
  • 「地元(=福岡県だったり、福津エリアだったり)の作家である」ということで、愛着を持って応援してくださる方々の存在。

観覧してくださった皆さんが自由記入欄にたくさんのコメントを残してくださったことが、重ね重ねありがたく。今回の展覧会を「開催して良かった!」と思う、一番の理由です。