第8回しんきん合同商談会

初めての地元BtoB商談会「しんきん合同商談会」レポート-準備編。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

初めての地元BtoB商談会「しんきん合同商談会」レポート-準備編。

ほぼ初体験、ということで、今年2月に参加を決めてから、せっちゃんこと展示会活用アドバイザー・大島節子さんの著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』(笑がお書房)を何度も読み直しながら、準備を進めてきました。この1冊の指針書があったからこそ、時間軸に沿いながら、迷いなくやるべきことをできたと思います。

『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』(笑がお書房)展示会活用アドバイザー・大島節子著

準備の過程で一番悩んで検討に時間をかけたのは、ブース装飾と必要備品の決定でした。初めてでわからないことが多かったので、その都度、業者さんに電話やメールで問い合わせ、いろいろとご指南いただきました。あまりに何度もやり取りしたからか、前日準備で設営している最中に、責任者の方が「大丈夫ですか、足りないものあったら今からでも追加できるものもあるので、言ってくださいね」と、わざわざ顔を出してくださいました。

会期が1日だけだったからでしょうか、ブース設営に時間と手間がかかっているように見受けられるところはさほど多くなく、看板に机とパソコンだけ、というようなところもあり、ちょっと拍子抜け。350社ほどの出展だったようですが、展示商談会への出展に慣れていらっしゃるところも多かったようで、力のかけ具合(あるいは抜き具合)がわかっているのだろうな、という感じがしました。

花祭窯のブース設営で「これはやってよかった!」と思ったのは、カーペット敷設と、スポットライト。スポットライトは、さして広くないブース内に5つ設け、多すぎるのか?それとも足りないのか?イメージできずにいましたが、ちょうど良かったです。展示内容によると思いますが、うちの場合はカーペットと照明を業者さんにお願いして、大正解でした。

ポスター・チラシなど、展示商談会用に新たに制作した販促印刷物に関しては、デザインは自分ですべて作ることができましたので、実質かかったのは印刷代金のみ。これもネット印刷のグラフィックさんで、納得できる品質のものを、リーズナブルな価格で発注することができました。

今回の出展(会期2025年11月12日の1日間)にかかった費用は、おおよそ下記のような感じです。

内容費用概算
出展料66,000円
ブース設営・電気・備品等77,000円
テーブルクロス6,000円
看板用ポスター(2種)5,000円
チラシ4,000円
旅費交通費(2人分)30,000円
雑費(シール・用紙など消耗品費、当日弁当代、招待状切手代など)5,000円
合計193,000円

200,000円以内でおさまっているのは、会期が1日だけであったことも大きいかもしれません。また、今回は設営トラブルがあった場合に慌てなくていいようにと、前泊で臨みましたが、花祭窯から会場の福岡マリンメッセまでは車で1時間から1時間半ぐらいの距離ですので、前日の設営と当日とで「通う」方法も無きにしも非ずでした。宿泊代金が跳ね上がっている今日この頃、そのあたりをどう考えるかによって、旅費が変わってきますね。結果的には、前日設営の段階で特にトラブル無く時間的に余裕がありましたが、それでも近所に泊まっておくのが安心かな、と思いました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々)担当として作家活動をサポートし、現在に至ります。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)として、「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、フリーでの活動をスタートしました。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。