花祭

相談されるとつい「解決に向けてアドバイス」しようとしてしまう、間違い。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

相談されるとつい「解決に向けてアドバイス」しようとしてしまう、間違い。

たまには、反省。

厳密には相談されているわけではなくて、ただ悩みを打ち明けてくれている、という状況で、しばしばこの過ちを繰り返してしまいます。これは、仕事にしてもプライベートにしても同じこと。相手はわたしの意見や解決方法を知りたいと思っているわけではなくて、ただ打ち明けたことを「うんうん」と聞いてくれる相手が欲しくて、それで気持ちが少しは楽になる、というケースが多々あります。なのについつい「わたしはこう思う」を口に出してしまうワタクシ。そして、それは求められていた対応とは違っていたのだ…ということに気が付くのはあとになってからで、その後また似たような場面になると、やはり同じことを繰り返してしまいます。

つい先日のこと、LINE通話をかけてきた悩める息子に同じことをしてしまい、「そういうことじゃないって、どうしてわからんかな?」と諭されてしまいました。曰く「ただ話を聞いてもらって少し安心したかっただけなのに、そんなふうに具体的に詰められたら、ちっとも安心できないやん!」と。思わず、そうか~…と苦笑い。こういうことを正面切って言ってくれる人はなかなかいませんから、ありがたいことでした。

相談されたときに具体的な解決策を出そうとしてしまうのは、潜在的な自己顕示欲の強さによるものだろうという自覚はあって、この年齢になっていまだにそうであるのは、少々(いや、かなり)恥ずかしい(あるいは、イタイ)という感覚はあります。けれど一方で言い訳するならば、わたし自身が誰かに相談するときは、相手から助言をいただきたいときであって、ただ話を聞いて欲しいから話すということはほとんどなかったので、そのあたりの機微を、いまひとつ理解できないのかもしれません。

ただ、その自分のスタンスを、周りにまで押し付けるのは間違いです。うん、それも頭ではわかっているつもりなのだけれど…。若いころから積み重ねてきた態度でしたので、もう今更治らないだろうなぁと思うと、尚のこと意識して気をつけねばなりません。いっとき「傾聴」に関する本を何冊か読んだ時期がありましたが、再読書しようかな。未熟なわたしの人生修業はまだまだ続きます^^;

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その独立準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々雑用)担当として作家活動をサポートしています。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)としても、並行して活動しています。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。