読書『上流階級 富久丸百貨店外商部』(光文社)高殿円著

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

読書『上流階級 富久丸百貨店外商部』(光文社)高殿円著

いつものカメリアステージ図書館から借りてきました。お盆休み中に久しぶりに読んだ、高殿円さんの『せどりの女王』がものすごく面白かったので、著者名検索で追っかけです。ありました、ありました。毎度のことながら、図書館ありがとう!ですね。

さて本書『上流階級 富久丸百貨店外商部』は、百貨店の年間売り上げの3割以上を稼ぎ出すという外商部に、初の女性外商員として配属された主人公の成長物語。本書の刊行が2013年であり、ほぼ同時代のストーリーとして書き上げられたのかな、と思います。主に関西を本拠とする百貨店をいくつも取材して書かれたということ。わたしは東京本拠地の百貨店で外商員をしている女性とお会いしたことがあり、それが2021年頃のことだったと思いますので、おそらく本書が出たころは、リアルに百貨店外商部で「女性の登用」が課題になってきていたところなのかもしれないな、と思いながら読みました。

いやぁ、面白かったです。百貨店外商部は言わずもがな富裕層相手の商売であり、そういう方々の生活や行動を、小説のなかででもうかがい知ることは、花祭窯おかみにとっては非常に勉強になります。「ほぉ~そうなのかぁ…」と未知の世界を面白がりつつも、様々な(ときに無謀な)要望を出すお客さまに対する外商仕事の幅広さに、驚きました。本書では、外商だけでなく、お店の売り場における百貨店員の方々の生態も垣間見ることができます。なるほどなるほどと思いつつ、今度百貨店に出かけたら、ちょっと観察してみようかな、という気になりました。

本書には続編があります。こちらも読むのが楽しみです^^

『上流階級 富久丸百貨店外商部』(光文社)高殿円著