新潮文庫のシェイクスピア

2026年映画4本目は、シェイクスピア夫妻の物語『ハムネット』。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

2026年映画4本目は、シェイクスピア夫妻の物語『ハムネット』

映画の予告編で『ハムネット』が流れて、これは観ねば!と思っていました。原作本があると知り、まずはいつものカメリアステージ図書館でゲット。張り切って借りてきたのですが、文体によるものかストーリーによるものか、理由は判然としないものの、なんとなく読み難くて進まず途中でギブアップしてしまいました。

さて『ハムネット』。美しい映像と登場人物の生き辛さが息苦しいストーリーに、シェイクスピアの息子「ハムネット」のけなげな姿。中盤からずっと涙腺緩みっぱなしでした。まず1580年台の英国の地方は、このような感じだったのね、と、興味をそそられました。ストーリーは、ハムネットの妻・アグネスを中心に描かれています。ラストに登場する、劇場でシェイクスピアの作品が演じられるシーンは、こんなふうに演劇が楽しまれていたのね、という根っこを垣間見たような気がしました。シェイクスピアファンでなくても記憶にある有名なセリフ「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」も、シェイクスピアの口から出てきます。

ちょっぴり読んだ原作本では、序盤でシェイクスピアとその父親との確執が激しく描かれていたのが印象的でした。なので、映画中のシェイクスピアと息子ハムネットとの会話にあらわれる、男親と子との絆のようなものが、シェイクスピアにとってどれだけ大切なものであったかを強く感じました。映画を観終わった今、再度『ハムネット』の本にチャレンジしてみようと思います。

映画『ハムネット』

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その独立準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々雑用)担当として作家活動をサポートしています。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)としても、並行して活動しています。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。