こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。
よくここまでお稽古を積んでこられましたね。
博多の禅寺・円覚寺で受け継がれている茶道南方流に入門しています。このたび「天目」のお免状を拝受致しました。2013年春に入門し、2019年春に「初伝披露懐石」で初伝を頂戴し、この2026年4月19日「南方流遠祖・南坊宗啓禅師 献茶会」での献茶点前を務めました。いやもうほんとうにこんな日が来るとは、です。間にコロナ禍があり、お稽古ができない期間もありました。出来の悪いわたしに、いつも辛抱強く温かくお稽古をつけてくださる先生方、励ましてくださる先輩・同輩の皆さま方に、心より感謝しています。
1月の初釜茶会のときに、この南坊忌での献茶のお点前を仰せつかり、2月からそのためのお稽古を積んできました。『「口伝」とか「お免状」とか』のタイトルでブログを記していたのは、そのお稽古真っ最中の3月下旬のことで、それからまだひと月も経っていないのに、当時の焦りと緊張感が懐かしさを伴って伝わってきます。本番のお献茶が無事に(いくつかのミスはあったものの^^;)終わり、ほんとうにホッとしました。
「よくここまでお稽古を積んでこられましたね」は、お献茶が終わった後に、先生方のお一人からかけていただいた言葉。「お献茶」を目指してのお稽古のなかで、何人もの先生方から、たくさんのありがたい言葉をかけていただきました。なかでもお献茶当日に、わたしが「どんなに緊張してもこれだけは守ろう!」と思っていたのが、次の三つでした。
- 「急・緩・急・緩」と唱えながらやってごらんなさい。
- 作法の手順を間違えることは気にしなくて大丈夫、それよりも大切なものがあります。
- 南坊宗啓禅師に差し上げるお茶を点てる、その気持ちを忘れずに。
当日のお茶会のなかで、和尚様が正客に入る薄茶席にご一緒することができました。和尚様の茶道修行が約30年、そのお隣に並ぶ先生方は、先代の和尚様のときから50年、70年と続けていらっしゃる先生方でした。師匠たる和尚様が「先生方に比べたら、わたしなどひよっこ」とおっしゃったのが、心に響きました。ゴールの無い学びの道があることのありがたさ。これからもコツコツと続けていきたいと思います。
