花祭

迷った挙句の決定に自分の「ヘタレ度合い」が見えて、まだまだだなぁと思った。

こんにちは。花祭窯おかみ/アートエデュケーターふじゆりです。

迷った挙句の決定に自分の「ヘタレ度合い」が見えて、まだまだだなぁと思った。

少し前のこと、わたしにとって、すごく意味のある集まりへのお誘いをいただきました。

花祭窯の事業を立ち上げてすぐのころ、地方から発信するには、黎明期にあったインターネットを味方につけなければと思ったワタクシ。ところがそもそもが機械音痴で、アナログ志向です。藁をもつかむ思いでいたところに、実践的にも精神的にも大きな支えとなる勉強会に辿り着くことができました。ここに辿り着くことができたからこそ、どうにかこうにか、今まで続けてこれました。お誘いいただいたのは、そこで先頭に立ってくださっていた方々に、お礼を言うことのできる機会です。長年、心の底で待ち望んでいた機会だったと思います。

関係者は何百人といたはずで、にもかかわらず個別にお声がけいただいたことが嬉しくてありがたくて、まずすぐに「これは絶対に行かねば!」と思いました。ところが少しづつ日が経つにつれ、なんとなく「わたしは行ってよいのだろうか」とでもいう気持ちも出てきて、気がつけばあれこれと自分に言い訳をして、結局は行かず終いにしてしまいました。スケジュール上のことなら、どうにか調整はできたはずでした。なのになぜ足を運ぶことができなかったのか、ほんとうのところ、はっきりしたことは自分でもよくわかりません。はっきりしたことはわからないまでも、ぼんやりと、自分の自信の無さのようなものだったかな、と。

四半世紀前からご一緒させていただいた皆さんの、今現在のキラキラとしている姿、精神的な余裕を感じさせる姿は、まぶしすぎるような感じがしました。とにかく皆さんの背中からひとつでも学ぼうと、末席にしがみついていた自分でしたが、頑張ったつもりではいても、それはあくまでも「自分なりに」の範囲であったことを、自分自身が一番よくわかっているからこその感覚だと思います。「自分は自分、人は人」というのは、自分の中心に強くある価値観だと思っていましたが、どうやら思いのほかヘタレだったようです。

自分のなかでヘタレ認定ができたところで、だからこそ頑張ろうと思いました。次にこのような機会にお誘いいただいたときには、まだ自信が無くても、自信がないからこそ出かけて行けるようにしたいと思いました。

投稿者:

ふじゆり@花祭窯

花祭窯おかみ/Meet Me at Art アートエデュケーター ふじゆり のブログです。1997年に開窯した花祭窯は、肥前磁器作家である夫・藤吉憲典の工房です。その独立準備期から、マネジメント&ディレクション(=作品制作以外の諸々雑用)担当として作家活動をサポートしています。工芸・美術の現場で仕事をするなかで、体系的な学びの必要性を感じ、40代で博物館学芸員資格課程に編入学・修了。2016年からは「Meet Me at Art(美術を通して、わたしに出会う)」をコンセプトに、教育普及を専門とする学芸員(アートエデュケーター)としても、並行して活動しています。美術を社会に開き、暮らしと美術をつなぐことをライフワークとして、コツコツと歩んでいます。